あなたはPS4で遊ぶ時にどんなディスプレイを使っていますか?
据え置き型のゲーム機はテレビにつないで遊ぶというのが今までの常識でしたが、近年はゲームをするためにテレビをわざわざ買うという人も少なく、安くて高性能なパソコン用のディスプレイでPS4を遊びたいという人も増えているようです。
この記事ではPCで使っているディスプレイに、そのままPS4の映像を表示させる方法について解説していきます!
あなたのゲーミング環境が更に良くなること間違いなしです!
PCのディスプレイにPS4の画面を映す方法
PCのディスプレイにPS4の映像を表示させる方法は大きく分けて3つあります。
まずはそれぞれの方法とメリット・デメリットについて解説していきます。
リモートプレイ
自宅にあるPS4をスマホを使って出先などでもプレイすることができる機能【リモートプレイ】ですが、実はパソコンでも使うことができます。
パソコン版もスマホ版と同じようにPS4の映像がそのまま表示され、実際にプレイすることができます。
外部リンク:プレイステーション リモートプレイ
公式サイトから無料でダウンロードできるし、設定もかなり簡単なので機械が苦手という方にはとてもオススメの方法です。
しかしリモートプレイは画質が大幅に劣化してしまう上に遅延が発生するのでテレビでプレイしている時とはだいぶ感覚が変わるので注意が必要です。
キャプチャーカード(キャプチャーボード)
キャプチャーカードはPS4やswitchなどのゲーム画面を録画したり、配信したりするために使われるものです。
HDMI出力対応の機械なら何でもパソコンに映し出すことが可能です。
PS4のHDMI出力をパソコンのキャプチャーカードに接続し、パソコン内のソフトで映像を表示させることができるのでパソコンのディスプレイでPS4を遊ぶことが可能です。しかも映像もキレイです。
キャプチャーカードと一言で括っても外付け型、内蔵型、ハードウェアエンコード、ソフトウェアエンコード...など様々な種類のものがありますが、どれも大なり小なり遅延が発生します。
テキストゲームやRPGなど遅延が特に気にならないゲームをやる場合には問題なのですが、FPSや格ゲー、アクションゲームやモンハンのフレーム回避などを行う際は映像の遅延は厳禁です!!!!
その遅延を回避するためにパススルー接続という機能がついているものもありますが、それは単にPS4からディスプレイに直接映像を送っているだけなのでわざわざキャプチャーカードを通す必要もない…。
特に配信や録画などをせずに普通にゲームをプレイしたい場合は高価なキャプチャーカードをわざわざ買う必要はないでしょう。
ディスプレイに直接入力
単純にパソコンのディスプレイでPS4をプレイしたい場合にオススメなのはディスプレイに直接映像を入力する方法です。
この方法だと映像はキレイなまま遅延もなく普段通りのプレイが楽しめます。
しかしこの方法はあなたが使っているディスプレイの仕様をしっかりと確認していかないといけません。
この記事ではこの【ディスプレイに直接入力】の方法をスタイリッシュかつ最安で仕上げる方法について解説していきます!
補足:映像遅延について
補足ですがどんなつなぎ方が映像遅延を大きくするのかを紹介していきます。
上から映像遅延が大きい繋ぎ方です。
- ハードウェアエンコードのキャプチャーボード
- リモートプレイ
- ソフトウェアエンコードのキャプチャーボード
- 直接接続・分配器による接続
ハードウェアエンコードのキャプチャーボードを使う場合はいつも通りのプレイはほぼほぼできないです・・・(遅延が1秒以上)
ソフトウェアエンコードのキャプチャーボードはハードウェアエンコードに比べるとかなり遅延が小さくなっていますが、値段が高い上にゲーミングPC並みのマシンスペックが要求されます。
前準備
それでは早速解説に入っていきます!
ディスプレイの確認
まずはあなたが使っているディスプレイのスペックについて確認する必要があります。
入力端子の確認
まずはパソコンで使っているディスプレイの背面を確認してください。
・・・・・
入力端子の種類と数はどうなっていましたか?
パソコンのディスプレイの端子は
- DVI端子(DVI-I or DVI-D)
- HDMI端子
- Display Port端子
- VGA端子
基本的にはこれら4種類の端子の内のどれかが使われています。
ここで使うのは黄色マーカーを引いた3種類の端子です。VGA端子はアナログ信号の端子なのでPS4のデジタル出力との相性が良くないので今回は使いません。
DVI端子にもDVI-Aというアナログ信号を扱う端子がありますので注意してください。
黄色マーカーで引いた端子が2つあるディスプレイの場合は片方をパソコン、もう片方をPS4に接続してディスプレイの入力切替ボタンを押すだけでパソコンとPS4の映像を切り替えることが可能です。
黄色マーカーで引いた端子が1つしかない場合は下で説明するHDMI分配器という物が必要になります。
端子の種類についてよくわからないという方は、映像端子について分かり安くまとめてあった他の方の記事がありましたのでそちらをご覧ください。
外部リンク:モニター(ディスプレイ)端子どれがいい?お絵描き用におススメのパソコンとモニターを繋ぐ端子(HDMI/DVI/DisplayPort
直リンクを貼るとセキュリティーエラーが出てしまうのでGoogle検索のリンクを貼りました。
一番上のサイトをご覧ください!
端子を見てもわからないという方はあなたが実際に使っているディスプレイの型番で検索すると映像入力の仕様が確認できるので心配な方は是非調べてみてください。
スピーカーの有無
テレビには基本的にスピーカーが内蔵されていて特に難しい設定をする必要もなくPS4の音声が流れますが、パソコンのディスプレイにはスピーカーが内蔵されているものと内蔵されていない物があります。
スピーカーが内蔵されているディスプレイの場合はテレビと同じうように特に設定する必要がありません。
スピーカーが内蔵されていないスピーカーは当然ディスプレイからPS4の音声が流れることはありません。
音声については様々な解決方法があり、下で説明していくのであなたに合う方法を探してみてください!
必要なものを揃える
ディスプレイの仕様を確認したら次に必要なものを揃えていく必要があります。
あなたが使っているディスプレイの仕様と照らし合わして必要な物だけ揃えてください!
映像編
まずは映像をディスプレイに移すために必要なものを紹介していきます!
HDMI分配器
使っているディスプレイの入力端子を確認して
- DVI端子
- HDMI端子
- Display Port端子
これらいずれかの端子が2つ以上ある場合はHDMI分配器を購入する必要がありません。
例:DVI端子が2つある
例:DVI端子とHDMI端子がある
例:HDMI端子とDisplay Port端子がある
例:HDMI端子が2つある
この場合は片方をパソコン、もう片方をPS4につないでディスプレイの入力切替ボタンを押せばいいだけでOKです。
DVI端子、HDMI端子、Display Port端子のいずれかが一つしかない場合はHDMI分配器が必要になってきます。
VGA端子は使いません。
HDMI分配器とは、他のゲーム機をやりたいときにいちいちテレビからHDMIケーブルを抜いて他のゲーム機のHDMIケーブルを接続するという行為をワンタッチでやってくれるというアイテムです。
つまり色々なゲーム機をつなぎっぱなしでOKという映像入力端子難民には天からの恵みのようなものです(´;ω;`)
ちなみに遅延もなく接続できるので普段と同じ感覚で遊ぶことが可能です!
HDMIケーブル
HDMI分配器を使うことで必要なHDMIケーブルが増えます。
- PS4から分配器に接続するケーブル
- パソコンから分配器に接続するケーブル
- 分配器からディスプレイに接続するケーブル
最低でもこの3つは必要になってきます。(分配器によっては分配器→ディスプレイのケーブルが一体型となっているものがあります)
HDMIケーブルにも規格がありますが、最低でもHDMI1.4以上の物を使っておけば間違いないでしょう。
HDMIケーブルはネットだと滅茶苦茶安く買えるのでわざわざお店で高い物を買う必要はありません。
私が実際に使っているHDMIケーブルはこの安物です。
無駄に長い物だと配線がごちゃごちゃになるので最低限の長さの物を揃えるとスタイリッシュですよ!
変換端子
ここまで端子の種類についての説明がかなりアバウトになっていると気付いた方も多いと思います。
「パソコンにHDMI出力なんかねぇよ...」「ディスプレイにDVI入力しかないけどHDMIケーブル買っても繋げられなくね?」
そんな時に使えるのが変換端子です。
基本的にデジタル映像を扱う端子ならどの端子でも変換端子を使うことで簡単に変換することができます。
この様なコネクタが変換端子です。
変換ケーブルという物もあり使い方は同じです。
パソコンにHDMI出力が無ければ
- DVI→HDMI
- Display Port→HDMI
ディスプレイにHDMI入力が無ければ
- HDMI→DVI
- HDMI→Display Port
を使うことで簡単に解決します。
注意:信号の向きが決まっているのでしっかりと調べて購入してください!
音声編
次に音声を出力するために必要なものを紹介します。
ディスプレイ自体にスピーカーが内蔵されている場合は不要です。
ヘッドセット・イヤホン
PS4をプレイする際は基本的にヘッドセット・イヤホンを使うという方は特にスピーカーを用意する必要はなく、今まで通りPS4のUSBやコントローラーのイヤホン端子に接続するだけでOKです。
FPSなど銃声や足音を聞く必要があるゲームしかやらないという方は基本的にヘッドセットを使うと思うのでわざわざスピーカーを準備する必要はありません。
なので不要な方はここから下の物はスルーでOKです。
サウンドカード
PCで使っているスピーカーをそのまま使いたい、PS4の音声をPCで流したいという場合に使えるのがこのサウンドカードです。HDMI分配器と同じような感覚で使うことができます。
パソコンにいったん音声信号を通すことで様々な設定ができるので音にこだわりたいという方はサウンドカードを持っておくとかなり便利です。
使い方によっては幅広い形で音声を楽しむことができるのでオススメです!
配線する
必要なものを揃えたらあとは配線をしていくだけです!
ここまで読んでくれた方ならもう配線のイメージが頭に入っていると思いますが、念のため配線について解説していきます!
配線イメージ
分配器を使った配線はこのようになります↓
分配器の電源の必要性
HDMI分配器は電源を別に入力してあげる必要がありますが、物によっては電源入力が不要な物があります。
しかし、分配器にPS4をつなぐ場合は電源入力ができるものを使うことをお勧めします。
PS4のHDMI出力は比較的弱い信号になっています。その間に分配器を挟むので信号が安定しにくくなってしまいます。
なので補助電源で信号を強くしてあげると安定して映像を出力することができます。
(電源はパソコンからでもコンセントからでもどこでもOKです)
分配器の入力端子の順番について
HDMI分配器には当然HDMI入力端子が複数ありますが、基本的には番号が振ってあります。例:input1 input2
分配器は使用上番号が若い方を優先して表示させるようになっているのでinput1にパソコンinput2にPS4というつなぎ方が理想的です。
PS4の方がメインで使いたいという場合は逆でもOKです。
正しい配線をしてもつながらない場合
PS4や分配器、パソコンなどの配線をしっかりと正しく行っていてもディスプレイに映像が出力できないという場合もあります。
その場合の多くはケーブルや端子の相性問題によるものです。
特殊な接続方法になるので相性が悪いケーブルや端子を使っている場合はうまく動かないことがあるんです…。
この記事で紹介している物は今私が使っているもので、実際にパソコンとPS4の兼用に成功しているので参考にしてみてください!
パソコンで使っているディスプレイにPS4を映し出すことで普段のデスクでゲームもできるといった快適な環境を作り出すことができます。
あなたはこの環境を作ってどんなゲームをプレイしたいですか?快適なデスクでFPSなんかをやるとキルレが上がるかも...(笑)
かなり簡単に快適な環境を作り出すことができるので本当にお勧めですよ!
最後まで読んでいただきありがとうございます!